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投稿日:2004-05-24 Mon
今回は珍しくハムスターにも視力矯正にも関係のない雑記である。たまには知的な事も書いておかないと、ハムスターラブなだけの人だと思われるとちと困る。いや、まぁ確かにハムスターラブなのは事実だが…まぁ、それはさておき不思議な塩昆布の話である。
食品には原材料表記が義務づけられている事は周知の話だが、あの表記の順序に実は意味があると言うこと知らない人もいるのではないだろうか。
と言っても別段難しい順序で並んでいるわけではなく、単に原材料として使用されている内訳が多い順(=おそらくは重量の多い順)に並んでいるのだが…。実は表記、分量順に並んでいると言う前提で見ると、我々はとんでもない物を食べている/飲んでいる事が判るのだ。
たとえば缶コーヒー。ブラックなら原材料コーヒー豆、以上。と言うCMがある通り、コーヒー豆と水(水は原材料表記には含まないらしい)だけなのだが、問題なのはカフェオレ等の甘いコーヒー飲料だ。
メーカーや種類にもよるが、大抵の甘いコーヒー飲料は原材料の筆頭に「砂糖」と書いてある。そしてその次に乳製品(脱脂粉乳か低脂肪乳か?)、コーヒー豆…と続くわけだが、一番最初に書いてある、つまり一番たくさん入っている原材料はコーヒーでもミルクでもなく砂糖なのだ。単純に考えて液体であるカフェオレのミルクやコーヒー以上の砂糖…と言うと一体一本の缶カフェオレにどれだけの量の砂糖が使われているのだろう。
と、疑問は沸くものの、きっと知ってしまうときっと二度とカフェオレを飲む気がしなくなるだろうから具体的な数値は調べない事にしている。世の中には知らない方が幸せな事があると言うが、まさかこんな身近なところにその例が転がっているとは驚きである。
で、今回のタイトルに挙げた塩昆布もその知らない方が良かった…の類だったのだ。
塩昆布と言うとおにぎりに入れたりお茶漬けに使うと美味しい例のアレであるが、塩昆布の原材料表記をまじまじと見た人はあまりいないだろう。かく言う自分もこれまでにも何袋も塩昆布を食べてきたが、まじまじと原材料表記を見たのは今回が初めてだ。
で、その原材料表記はこうなっていた。
しょうゆ(大豆・小麦を含む)、たんぱく加水分解物(大豆を含む)、昆布、砂糖、昆布エキス、食塩、調味料(アミノ酸等)
…昆布が3番目…?
…1番多いのが醤油で2番目は謎の加水分解物?
一体我々は何を食べていると言うのだ。
塩昆布とは名ばかりで、実は「醤油たんぱく加水分解物」ではないのか。百歩譲っても「醤油昆布」ではないのか。
謎だ。もちろん塩昆布(昆布の佃煮)を作るためには醤油で煮詰める作業が行われる事は知っているが、まさか本体の昆布よりも多量の醤油が使われているとは。しかも謎の化合物まで使われているとは。
カフェオレと同じく具体的な成分構成は謎だが、醤油もたんぱく加水分解物も共に大豆や小麦が使われている事を考えると、塩昆布とは実は海から来た食品ではなく畑で作られた食品であると言ってもあながち間違いではないと言うことが原材料表記から判明するのだ。
…それにしても醤油もたんぱく加水分解物も、それほど沢山入ってる事が目で確認出来ないところが実に怖い。人は見た目に寄らない…と言うが、塩昆布も見た目に寄らないのだ。(謎)
と言うことで読者諸氏も一度、日頃食べている食べ物の原材料表記をまじまじと見つめて見て頂きたい。案外、我々はとんでもないモノを食べているかもしれないのだ…。